コラム

借金のご相談解決例

借金のご相談解決例~多重債務の場合

借金のご相談解決例~多重債務の場合

すでにある借金の返済に充てるために、消費者金融やクレジットカード会社など、複数の金融機関などからさらに借り入れをしてしまうことを多重債務といいます。今回は多重債務を抱えた際にはどのように対処すればいいのか、事例を交えてご紹介いたします。

ご相談内容

一人暮らしをしている独身女性のBさんは、パートで生計を立てています。けれど、パートの収入では生活がギリギリの状態。5年ほど前に急な出費があり、初めて消費者金融でお金を借りました。限度額いっぱいまで借りた状態で毎月返済してきましたが、生活費が厳しかった月についに2社目の借入れをしてしまいました。だんだんと返済が厳しくなり、2年で4社から合計200万円を借入れしてしまいました。Bさんは毎月の4万円の支払いが困難な状況になってしまい、相談に来られました。

今回のポイント

借金の総額が比較的少なめで、パートとはいえ毎月それなりに安定した収入のあるBさんは、任意整理が可能でしょう。任意整理は自己破産や個人再生のように裁判所を通す必要がありませんから、簡単な手続きで債務整理ができます。
消費者金融からの借入れでは利息を払い過ぎていることがありますから、任意整理ではまず、利息制限法による引き直し計算を行って借金を減額します。引き直し計算後に残った借金は利息をカットし、元金のみを毎月分割返済する形で業者と和解するというのが一般的です。

ご対応の流れ

1.Bさんが窓口に来所。債務整理手続きを受任。
2.司法書士より各金融業者に受任通知を発送し、取引履歴の開示を請求。
3.取引履歴にもとづき、借金の利息を利息制限法の上限金利で引き直し計算。借金の残額を確定。
4.残った借金の利息カットと分割返済について各社と交渉。
5.一定額を毎月支払うことで、各社と和解し、債務整理完了。

結果

Bさんは、残っている借金の利息をカットした元金を、毎月無理なく支払える額で分割して支払うという内容で、金融業者との間で合意できました。それまでは精神的にかなり追い詰められていたBさんですが、パートを辞めることもなく借金の悩みから解放され、安心して日常生活を送れるようになりました。
なお、任意整理をしても信用情報機関には事故情報が登録されてしまうため、Bさんは5~7年程度はローンを組んだりカードを作ったりすることができません。しばらく新規借入れはできませんが、この期間に生活を建て直ししたいというBさんには、笑顔と活力が戻りました。

対応日数

90日程度

諸費用

手続き費用 1社につき2万円×4社=8万円
諸経費   1社につき数百円×5社

借金を重ねてしまい、支払い困難な状況のまま長期間経過してしまうと、貸入額がさらに増えてしまい任意整理が難しくなってしまうことがあります。多重債務に陥ってしまったら、早めに専門家に相談し、債務整理を考えるようにしましょう。